ホロスコープ「12ハウス」が持つ意味は？
ホロスコープ「12ハウス」は、「見えない世界」や「無意識」、「秘密」を表す室と言われています。
ホロスコープのハウスは全部で12あり、最後のハウスである「12ハウス」は魂の集大成として、その人の「目に見えない素質」「秘められた人生のテーマ」を映し出しています。
目に見えないものを司るホロスコープ「12ハウス」は、もっとも解釈が難しいハウスとも言われていますが、かみ砕いて考えると、要は「その人の隠された強みや弱さ」がわかるというわけです。
また、目に見えない世界＝無意識は眠っているように見えて、実は水面下で力強く働き、日々私たちに大きな影響を与えています。
無意識が、認識している意識とズレが生じると葛藤や生きづらさを感じるため、「12ハウス」には＃「障害」や「抑制」「犠牲」という意味もあります。
12ハウスに「太陽」が入っている人の性質は？
12ハウスに「太陽」が入っている人は、自分にとっての喜びや幸せを知っている人です。
太陽は「威厳」「プライド」「人生の目的」「自分らしさ」を司る天体です。
12ハウスに「太陽」が入っている人は、現実社会をしっかり生きて地位も知識・経験もしっかり得つつ、内面も満たされている時に大きな幸福や人生の充足感を感じます。
そのため、内面を満たすことが精神的なバランスを保つポイントになります。
「太陽」が入っている人は現実世界をバリバリと働いて生きている人が多いので、定期的に心を休ませ、好きなことに没頭するための”自分だけのとっておきの避難所”をつくりましょう。
英気を養うことで、より人生が力強く回っていくはずです。
また内なる自分を違う表現で表すことが得意なので、本職とは別に副職や趣味などで別の顔をもつ人も少なくないでしょう。
12ハウスに「月」が入っている人の性質は？
12ハウスに「月」が入っている人は想像力が豊かで、ファンタジー作品などの空想の世界に触れることで充足感を覚えます。
月は「感情」「心」「安心感」「肉体」を司る天体です。
12ハウスに「月」が入っている人は感性を大事にし、物事の背景や目に見えない部分に目を向ける傾向があります。
哀愁を感じる音楽に訳もなく胸が締めつけられたり、感動する映画で人一倍号泣し余韻をいつまでも引きずるのがこのタイプ。
その繊細な感性を活かし、自分がそんな作品を作る側に回る人もいるでしょう。
12ハウスの特性が強まる心を守るためにプライベートを隠すようになり、周囲から「生活感がない」と評価を得ることも。
心のバランスを保つために、安心して落ち着ける1人時間を持つことが大切です。
また「月」は「女性」を意味するため、感性は母親の影響を深く受けている人が多いでしょう。
12ハウスに「水星」が入っている人の性質は？
12ハウスに「水星」が入っている人は、見えない世界からのメッセージ＝集合的無意識を直感で受け取ることができる人です。
水星は「知性」「情報」「物事を認識する力」「コミュニケーション」を司る天体です。
水星の持つ「情報」や「物事を認識する力」が強まると、1人の時間にふと無意識の世界からのメッセージをひらめきという形で受け取ることができます。
さらに持ち前の伝達能力を活かし、受け取ったメッセージをSNSで発信する人もいるでしょう。
また、水星はコミュニケーションの星ですが、12ハウスに入ると秘密主義になり、本心やプライベートを語りたがりません。
その分、キャッチした集合的無意識を多くの人に伝達し、意識をさせる役割を担うことが多いでしょう。
集合的無意識を受け取るコツは、静かに集中できる環境をつくることです。
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12ハウスに「金星」が入っている人の性質は？
12ハウスに「金星」が入っている人は、目に見えない世界に幸せと喜びを見い出すタイプ。
金星は「美しさ」「愛」「調和」「快楽」を司る天体です。
快楽や趣味など、形のないものに楽しみを求める傾向があります。
とくに12ハウスの性質が強まると、不倫などの秘密の恋愛や、非日常的な出来事など、浮世離れしたことに心がときめいてしまうことも。
スリルや背徳心が合わさった刺激はクセになってしまうので、地に足をつけて社会との調和や現実的な判断思考力を保つことが大切です。
また目に見えない幸せを仕事にするなら、金星のもつ美的センスに触れるようなファッション関係や芸術関係、クリエイターだと才能を大いに活かせるでしょう。
なお金星の特性が12ハウスの特性によって無意識化に落とされる場合は、美を隠す＝地味に大人しく振舞うことがあります。
12ハウスに「火星」が入っている人の性質は？
12ハウスに「火星」が入っている人は、攻撃性の高いエネルギーを心の奥底に秘めています。
火星は「行動力」や「情熱」「闘争心」「リスク」を司る天体です。
心の内に情熱と積極性がたぎっており、攻撃性に転じるほどのパワフルさがあります。
そんな火星が12ハウスにあると特性が無意識化に落とされてしまうため、上手に発散させないとふとした時に感情が大爆発してしまう危険性があります。
抑圧されすぎると攻撃性が思わぬ方向性に現れ、匿名のSNSで誹謗中傷のメッセージを送ったり、陰口を広めるなど陰湿な形で暴走してしまうことも。
そうした行いが周囲にバレた時は現実社会での行き場も失ってしまうので、感情のコントロールには十分意識を配りましょう。
ポイントは攻撃性のあるパワーが自分の中にあることを認めてあげること。
理解することで矛先を制御することができるでしょう。
12ハウスに「木星」が入っている人の性質は？
12ハウスに「木星」が入っている人は、目に見えない世界でも幸運や豊かさを受け取る、恵まれた人です。
木星は「広がり」「新しい展開」「思想」「豊かさ」を司る天体です。
木星が表舞台を表すハウスに入っている場合は仕事での成功や昇進、結婚などの目に見える形で幸運が現れますが、12ハウスに入っている場合は、表立っては見えないところで幸運を受け取るようになります。
たとえば副業や、正体を隠して始めた動画配信活動が本業以上に成功する人も。
「木星」が入っている人のいいところは、恩恵を受けただけで終わらず、自分からも恩恵を周囲に与えるところです。
そうすることで良い循環が生まれ、より恩恵の質が上がります。
また木星は天性のラッキー星であるため、落とし物が返ってきたり、ピンチに陥っても不思議と問題が解消されたりと、目に見えないものに守られている感覚を覚える人も多いでしょう。
12ハウスに「土星」が入っている人の性質は？
12ハウスに「土星」が入っている人は、目には見えない世界を形にしたり、表現しようとする傾向があります。
土星は「秩序」「忍耐」「制限」「努力」を司る天体です。
目に見える仕組み作りが得意なため、汲み取った集合的無意識を哲学の形にするなど、認知できる形で表現します。
また、無意識化を司る12ハウスに「土星」が入ると、気分が落ち込みやすくなります。
言いたいことが言えず自己嫌悪や無気力感に襲われ、憂鬱な気分に支配されることも。
しかしそれは人生の一面である辛さ・悲しさをしっかり体感し、自分の中に落とし込んでいるということ。
歳を重ねるごとにそれは知識と経験となり、人間としての深みが増して大物になる人も少なくありません。
もし辛くて身動きがとれなくなった時は、抗わずに流れに身を任せ、浮上するタイミングを待ちましょう。
12ハウスに「天王星」が入っている人の性質は？
12ハウスに「天王星」が入っている人は、見えない世界を通して革命を起こしたいという気持ちを持っています。
天王星は「個性」「改革」「独立」「急激な変化」を司る天体です。
そのため常に物事や世の中の改革を追い求める傾向があります。
真実や正解は見えない世界にあると考えているため、目に見えない手段で望む改革を進めたいと考えます。
たとえば秘密裏に動いたり、集合的無意識に流されるまま行動したりと、舞台裏で動くことが多いでしょう。
12ハウスの特性が強いと、水星の性質である「個性」や「独立心」を隠したがるようになります。
しかしその想いは深く、心の内側で押し殺してしまうと強いストレスとなってしまうでしょう。
内に秘めず、長所である独特な感性や個性をどんどん表に出すことでより革命を起こしやすくなるでしょう。
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12ハウスに「海王星」が入っている人の性質は？
12ハウスに「海王星」が入っている人は、12ハウスの支配星です。
海王星は「イメージ」「感性」「インスピレーション」「夢」を司る天体です。
12ハウスの特性によって持ち前の霊感や感性の鋭さが増し、ますますスピリチュアルの力が強まるでしょう。
眠っている間など、無意識の状態で集合的無意識からのメッセージを受け取りやすくなります。
増大したスピリチュアルな力を活かして人々を救ったり、奉仕活動に勤しむと心の充足にも繋がるでしょう。
しかし、もともと海王星は現実と空想の世界が曖昧になりやすいため、スピリチュアルの世界に傾倒しすぎると社会の和から外れたり、ついてきてくれる人がいなくなってしまうことも。
現実世界とスピリチュアルの世界の境界を意識して、現実世界でも地に足をつけてしっかり生きることが大切です。
12ハウスに「冥王星」が入っている人の性質は？
12ハウスに「冥王星」が入っている人は、「海王星」と同じく霊感が鋭くなります。
冥王星は「破戒と再生」「カリスマ性」「極端」「変容」を司る天体です。
持ち前の勘の良さがさらに研ぎ澄まされ、隠された真実を言い当ててしまうことも。
次々と裏の世界を暴く姿に、周囲からは、まるで第六感を開放した人間離れした存在のように映るでしょう。
おのずと目立つ存在となりがちですが、言い換えれば本質を見抜く力が強まったといえるので、前向きに捉えましょう。
しかし12ハウスと「冥王星」の性質が逆に作用する場合は、視界が不明瞭になり、自分と他者の違いがわからなくなるほど混沌とすることも。
また「冥王星」の「破戒と再生」が強く働けば大きな意識変容を引き起こし、レベルアップして生まれ変わるか、自己を喪失するか二択になるでしょう。
ホロスコープ「12ハウス」の開運方法には何がある？
「12ハウス」は無意識や潜在意識など見えない世界を司る室です。
私たちが普段意識しているものは氷山の一角であり、自覚していないだけで、自分を形作り表の人格に深く影響を与える無意識や潜在意識が存在しています。
「12ハウス」に天体があるということは、無意識や潜在意識のパワーが強いことを意味しており、表面意識とのバランスをうまく取らないと自己矛盾を感じたり、強いストレスを抱えたりして、身動きがとりづらくなってしまいます。
しかし無意識や潜在意識は目に見えず自覚できないからこそ扱いが難しいもの。
そこで「12ハウス」にある天体の特徴をもとに、内に隠された性質を把握するところから始めましょう。
自覚していなくても、心に引っ掛かることが必ずあるはずです。
閉ざしている力を開放する方が良い方向に動く天体もあるので、しっかりチェックしましょう。
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