相性占いとは?
相性占いとは、自分と相手の生年月日や名前を基に、2人の生まれ持った性質や価値観から、2人が生まれ持った相性、2人にもたらす影響、そして2人の未来を知る占いです。西洋占星術の「ホロスコープ」では、相性を占う際に自分と相手のホロスコープの2つを作成し、2人の惑星が形成するアスペクト(角度)で相性を占っていきます。それぞれの惑星とアスペクトにより、占う内容が異なるので、多くの種類の相性を占うことができます。
ホロスコープで相性を占う
方法は?
ホロスコープで2人の相性を占うには、まず、自分と相手の誕生日の、それぞれ2つのホロスコープを作成します。次に、作成した2つのホロスコープを重ね合わせます。この時、お互いのハウスのが揃うようにします。同じ大きさのまま重ねてしまうとわかりにくいので、自分のホロスコープを小さくして相手のホロスコープの内側に配置すると良いでしょう。重ねたホロスコープを見て、自分の惑星と相手の惑星がどのようなアスペクト(角度)を形成しているのかを調べることで、2人の相性を占うことができます。また、この2つのホロスコープを重ねて占う方法を「シナストリー」といいます。このシナストリーとは、「星を合わせる」という意味です。ホロスコープで相性を占うというのは「お互いの星空を合わせる」という、とてもロマンチックなものなのです。
上記のホロスコープが相性を占うホロスコープです。内円が自分の出生時のホロスコープで、外円が相手の出生時のホロスコープになります。こうして、自分と相手のホロスコープを重ねて2人の相性を占います。
相性占いで何が分かる?
相性占いでは、基本的に「お互いが生まれ持った相性」・「お互いが与える影響」・「2人が交際をした後の変化」の3つのことが分かります。一般に相性占いと聞くと「相性が良いのか、悪いのかが分かる」と考えがちですが、厳密に言うと、「良い・悪い」のみを占うものではありません。人間関係は様々な性質を持った人同士の刺激が相互に働き合い、関係を変容させていきます。そのため、相性占いでは、2人の相性の良し悪しではなく、お互いの性質や影響、今後の関係についてフォーカスしたことが分かります。
相性を占う指標のアスペクトってなに?
西洋占星術で相性を占う時はお互いの惑星の「アスペクト」(角度)でどんな相性かが分かります。アスペクトは10種類以上ありますが、相性占いでは大きく「コンジャンクション」、「ソフトアスペクト」・「ハードアスペクト」の3つに分類します。「コンジャンクション」とは惑星の角度が「0度」のものを指し、2人の惑星の力が大きく溶け合い、強い反応を示します。惑星の力を大きく引き出すので、2つの惑星にどんな意味があるのかを知ることが肝心です。「ソフトアスペクト」は「60度」・「120度」などを指し、2つの惑星の性質がマイルドにブレンドされ高め合う特徴があります。「ハードアスペクト」は「90度」・「180度」・「150度」などを指し、お互いの惑星の性質が強く引き出されるので、時に対立をすることもありますが、お互いの性質を理解し合うことで、成長していく特徴があります。
ホロスコープで相性を占う時の
ポイントは?
ホロスコープで相性を占う時のポイントは、お互いがどういった影響を受け、その結果どうなるのか?といったことを知ることが大切です。アスペクトの種類によっては惑星同士が対立しあう関係になるものもあります。しかし、この関係を表面的に読むのではなく、自分の持つ惑星の性質と相手の惑星の性質、アスペクトの意味を読み解くことで、自分と相手の相性ををより深く理解することができます。太陽は自分の社会の顔を表し、月が自分の内面を表すように人には様々な面があります。2人の惑星がアスペクトによってどのような影響を受け、どのような変化をもたらすのかを総合的に捉えることが必要です。
ホロスコープのアスペクトでわかる相性とは?
ホロスコープのアスペクトで相性を見る場合は、自分と相手のホロスコープの惑星や星座同士が作っているアスペクトで見ていきます。アスペクトと、そのアスペクトを形成している惑星の意味合い、星座の特質などから互いの行動や心の動きを読み解き、相性が良いか良くないかを判断します。これでアスペクトによる相性がわかります。アスペクトは種類により、良い意味を持つアスペクト、良くない意味を持つアスペクト、吉凶混合のアスペクトがあります。それを相性にあてはめた時、自分と相手の間のアスペクトが良いものの場合は「相性が良い組み合わせ」となります。同様に自分と相手の間のアスペクトが良くないものの場合は「相性が悪い組み合わせ」となり、自分と相手の間のアスペクトが吉凶混合の場合は「相性も吉凶混合」の間柄となります。
また、アスペクトの種類は複数ありますが、相性を占う時はハードアスペクト、ソフトアスペクトの中の、メジャーなものを使用することが多いのです。より強い影響力を持つアスペクトから順に並べると、①コンジャンクション(0度)、②オポジション(180度)、③トライン(120度)、④スクエア(90度)、⑤セクスタイル(60度)となります。
具体的にはホロスコープのアスペクトで自分と相手の相性を実占する場合は、2人のホロスコープを重ね合わせ、形成しているアスペクトを読み解いていきます。
◆アスペクトの種類と角度、意味
アスペクトと角度 |
意味 |
コンジャンクション(0度) |
価値観が同じ、よく似ている |
オポジション(180度) |
真反対の性格。ライバル関係になりがち |
トライン(120度) |
価値観が似ていて、気が合う。理解しやすい |
スクエア(90度) |
価値観が合わず理解しづらい。意見が合わない |
セクスタイル(60度) |
互いに助け合う、補完関係 |
セミセクスタイル(30度) |
互いに共通点は少ない。縁はある |
インコンジャンクト(150度) |
共通点がなく、歩み寄りにくい |
相性占いはなぜ当たる?
相性占いは、2人の出生データ(生年月日)から算出されたホロスコープを作成して細密に占うため、当たると言えます。2つのホロスコープのサインや惑星の配置、アスペクトなどを用いて、あなたと相手の生まれ持った性格や隠された本質、将来に結ぶ関係性などを占います。
こうして明らかになった2人の性質をもとに、恋愛の相性がどの程度良いかや、恋愛が進展するタイミング、交際に至るまでの重要なきっかけ、そして現在相手があなたに対して抱いている気持ちを占うことができます。
それぞれの生年月日から導き出された要素を組み合わせて相性を占うため、ホロスコープを用いた相性占いは、2人の関係性や運命を深く掘り下げて占うのに最適です。
性格が反対の人との相性は?
性格が反対だからといって、必ずしも相性が悪いわけではありません。むしろ、自分と正反対の性格の人とは、お互いに自分にないものを持っているため、強く惹かれ合ったり相性が良くなったりすることもあります。
自分にない長所や考え方を持った人に魅力や尊敬の念を抱き、その適度な距離感が心地よい相性につながることもあります。ですから、好きな人と性格が違うからといって、相性が悪いと悲観的になる必要はありません。
相性を占うときに大事な時期やタイミングとは?
相性占いで2人の相性を確認する際には、出会ったタイミングや出会った時期も重要です。
偶然にもこの時期に出会い、このタイミングで知り合った、ということは何らかの運命やご縁、絆をお互いに持っていることであり、ひいてはそれが相性が良いことの証と考えることができます。
なぜかいつも同じ時間に連絡し合ったり、一緒に過ごすことになったりする相手とはもともとの相性が良いからこそと考えてください。また、相性占いをするときに、2人が出会った時期についても占ってみると良いでしょう。
12星座で見る相性
相性占いでは、12星座の関係性で相性が良い良くないを判断することができます。様々な見方がありますが、一般的にエレメントと言われる4区分のグループに分けて、相性の良いグループ、良くないグループをあげて見ていきます。
まず、自分と同じ星座または自分と同じエレメントの人とは最高の相性と言えます。さらによく気が合って打ち解けやすい相性のエレメント→干渉し合わずにお互いの役割に徹したほうが良いエレメント→お互いに相手を理解しづらく、気が合いにくいエレメントと続きます。
これで自分対12星座の人との相性がおおよそわかります。相性を見る上での1つの指標としてください。
相性の良い星座グループと良くない星座グループ(4区分)
【マークの見方】…上から相性の良い順に並んでいます。
同じグループの星座同士。最高の相性。
火と風、または地と水。よく気が合って打ち解けやすい相性。
火と地、または水と風。干渉し合わずにお互いの役割に徹する。
火と水、または地と風。お互いに相手を理解しづらく、気が合いにくい。